こんにちは!福岡県那珂川市にある古賀歯科医院、歯科衛生士の尾中です。
今回は、当院の「お子さんのメンテナンスの仕組み」についてお話します!
歯科のメンテナンスとは
歯の表面の汚れや歯石を取り除き、口腔内の清潔さを保つことで、むし歯や歯周病の予防や進行を止めることを目的として行われています。
小児メンテナンスにはたくさんのメリットがあります!
・むし歯の原因菌の感染率を抑えることができる
当院はご予約の方が優先です。 来院される時には事前のご連絡をお願いします。
こんにちは!福岡県那珂川市にある古賀歯科医院、歯科衛生士の尾中です。
今回は、当院の「お子さんのメンテナンスの仕組み」についてお話します!
歯科のメンテナンスとは
歯の表面の汚れや歯石を取り除き、口腔内の清潔さを保つことで、むし歯や歯周病の予防や進行を止めることを目的として行われています。
小児メンテナンスにはたくさんのメリットがあります!
・むし歯の原因菌の感染率を抑えることができる
こんにちは!福岡県那珂川市にある古賀歯科医院 歯科衛生士の佐々木です。
今月は正しい舌のポジションついてお話していきます。
みなさんは通常舌の先端はどこにありますか?
①下の前歯の裏側
②上あごにくっつている
③どこにもついていない
正解は…
正しい舌の位置は②の上あごにくっついているです!
舌の先端が下の写真の〇の部分に付き、舌全体が上あごに接しているのが
正しいポジションです。
①や③のように正しい位置にない方は、舌の筋力が低下している可能性があります。
このようなことを「低位舌(ていいぜつ)」と言います。
舌が正しい位置にないと筋力が低下し、身体にも様々な影響を与えます。
①口呼吸になる
正しい呼吸は「鼻呼吸」ですが、低位舌であったり口唇の筋力低下により、
口がポカンと開いている「口呼吸」になることが多いです。
口呼吸は、外気を直接口から喉に吸入することで、
空気中にある小さなごみや埃、細菌やウイルスなどを
体内に取り込んでしまい風邪を引きやすくなります。
詳しくは先月のブログをご覧ください!
お子さん、口呼吸していませんか?
②歯周病やむし歯になりやすくなる
口呼吸を長く続けると口腔内が乾き、唾液の分泌量が減少します。
特に寝ている時は唾液の分泌量が減るため口を開けて寝ている方は
乾燥しやすくなります。
歯垢などの磨き残しがあると口腔内の細菌が増え、
歯周病やむし歯になりやすくなります。
他にも
・歯並びが悪くなる
・いびきや無呼吸症候群になる
・滑舌が悪くなる
・顔のたるみ
・姿勢が悪くなる
などといったデメリットも多くあります。
ただ日頃意識するだけでは、なかなか改善が難しいと思います。
まずは舌を正しい位置に戻すトレーニングをしましょう!
あいうべ体操や舌回しが簡単に出来るのでおすすめです☆
あいうべ体操のやり方
あー いー うー べー で1セットです。
これを1日30セットを目安に行いましょう!
舌回しのやり方
このようなトレーニングを続けていると舌や口周りの筋肉を
同時に鍛えられるので、咀嚼力が向上し、よく咬んで食べることができ、
嚥下もスムーズに行えるようになります。
また、唾液がよく出るという効果もあります。
唾液を分泌する3大唾液腺(耳下腺、舌下腺、顎下腺)は、
筋肉に刺激されて、唾液の分泌が促進されるため唾液の分泌量が増加します。
唾液の分泌量が増加すると歯周病やむし歯、口腔内乾燥の予防につながります。
さらに、睡眠中に舌が上気道に落ち込んで塞がれることで起こる
「いびき」「睡眠時無呼吸症候群」の症状軽減も期待されるので
ぜひ今日からトレーニングをやってみてください♪
また6~8歳を対象にした小児予防矯正があります。
マウスピースを使って舌の位置を改善していく方法もありますので、
詳しくは以前のブログをご覧下さい!
MRC小児予防矯正について
こんにちは!
那珂川市中原にある古賀歯科医院の歯科衛生士 東島です!
歯並びが悪くなる原因はいくつかありますが、
今回はその中の一つにある「口呼吸」についてお話します。
正しい呼吸の仕方は「鼻呼吸」です。
ですが、最近は口で呼吸する人が増えています。
学童期の子どもの約6割が口呼吸をしていると言われています。
・通常の鼻呼吸のしくみ
①空気中の汚れを鼻で除去し、体に入らないようにして病気を防ぐ
②肺に入る前に、適温に温め加湿する
③適度な圧がかかり、肺の隅々まで空気が入りやすい(腹式呼吸)
④副交感神経が優位になり身体や心を回復させる
・口で呼吸すると何がいけないのか?
①口から一気に空気が入るため、空気中の汚れや雑菌が体に入り病気になりやすい
②空気が外気温で乾いたまま肺に入るため、肺に負担がかかる
③短く浅い胸式呼吸になり、交感神経優位の状態が続き身体や心が休まらない
他にも、口で呼吸することで副次的な症状を引き起こします。
・唇や舌の力が弱くなることにより顎の発達や、歯並びに影響します。
・顎が充分に発達せず、歯が並ぶスペースが確保できずガタガタの歯並び
になりやすく、かみ合わせや顔貌にも影響します。
・常に口がポカンと開いているため唇の筋力が低下し、口周り(舌、頬、唇)の
筋肉バランスが崩れ、前歯が前に出てきます。
また、顔の表情筋がしっかり使われず表情が少なくなります。
・口腔内が乾燥し、唾液による自浄作用が減少するためむし歯に
なりやすかったり口臭の原因になったりします。
・口で呼吸しやすい姿勢になる為、首が前に出て背中が曲がり、
お腹に力が入らず姿勢が悪くなりやすいです。
・将来、いびきや睡眠時無呼吸になりやすい。
以上のように、お顔のつくりから全身の健康まで、
口呼吸は多岐にわたる問題をつくりだします。
口は食物や空気など人間の身体が必要とする物すべての入り口であり、
身体を調整している自律神経を唯一コントロールできるのが「呼吸」です!
当院で行っている「MRC小児予防矯正」では、
口呼吸を含めた、不正咬合の根本的な原因となる間違った口腔習癖を改善し、
正しい歯並びに導く6歳~8歳のお子さん対象の矯正治療を行っています。
取り外し可能なマウスピースと筋機能訓練を行い、歯並びの改善とともに
口腔機能や咀嚼機能の改善を促します。
子どもの成長期にアプローチすることが重要な矯正治療です!
そこでも、まずは一番大事な「呼吸」からトレーニングを始めます。
呼吸の改善トレーニングの他にも、
舌の正しい使い方
正しい飲み込みの仕方
唇の筋力強化のトレーニングを行います!
お子さんの歯並びや口呼吸(口ぽかん)、指しゃぶり、いびきなどでお悩みの方は
一度歯科医院でご相談下さい♪
こんにちは。
福岡県那珂川市にある古賀歯科医院のトリートメントコーディネーターの田辺です。
今回は前回お話した口呼吸、指しゃぶり、爪を噛む癖、舌で歯を押す癖など
「口腔習癖」があるお子さんに対する歯並び改善方法についてお話をします。
はじめに、歯を動かすのに必要な力はどのくらいか知っていますか?
それは約1.7gといわれています。
1円玉1枚=1g なので1円玉2枚分より軽い力で歯は動きます。
舌の力は500g、頬や唇の力は300gもあるので
日常的に口呼吸になっていたり、指しゃぶりや爪を噛む癖、舌で歯を押す癖など
「口腔習癖」が出ている場合、歯は簡単に動いてしまいます。
また、この口腔習癖と同じく知っていてほしいのが「正しい舌の位置」です。
通常、舌先は前歯の裏側の約5mm上の位置につけてあり、
上顎に舌が収まっている状態が正しい舌の位置となっています。
この正しい位置に舌があると、歯を舌で触ったり、
押したりすることがなく、正常な位置に保つことができます。
つまり綺麗な歯並びへ導くためには、
正しい舌の位置を維持し、口腔習癖を改善する必要があります。
ここで紹介したいのが専用のマウスピースを装着して行う、MRC小児予防矯正です。
正しい舌の位置の確立を促し歯列が乱れるのを防ぎ、
お口周りの筋肉を鍛えるトレーニングも一緒に行うことで
口腔習癖を治し、歯並びが乱れる根本的な原因を改善していきます。
対象としているのは永久歯が生え揃う前、6・7・8歳のお子さん。
上顎骨の成長は9~10歳で終わるといわれているのでその前に始めるのが理想です。
永久歯に生えそろって矯正を始める場合、
完成された歯列を動かすので痛みを伴い、
スペース不足だった場合には健康な歯を抜く可能性も出てきます。
また、口腔習癖は治せないので保定装置をつけないと矯正後に後戻りすることも。
こどものうちから始めるメリットは
①健康な歯を抜かなくて済む
②痛みを軽減できる
③根本的原因を改善するので後戻りを防ぐ
④歯並びを整えることでむし歯のリスクを減らす など
MRC小児予防矯正で使用するマウスピースは外出先で扱うことはないので
ワイヤー矯正のように見た目も気になりません。
では具体的な治療内容についてですが、主に3つあります。
①マウスピースを日中1時間と就寝時に装着しましょう。
例えば、テレビを観ているときやゲームをしているとき、
宿題をしているときで構いません。
お口を閉じた状態でマウスピースを1時間装着します。
就寝時は寝る前から朝起きるまで装着しておきます。
②筋機能訓練を1日2回行いましょう。
呼吸、舌、飲み込み、唇の順を追ってトレーニングを指導します。
お父さんやお母さんに見てもらいながら、
自宅で1日2回、お口周りの筋肉を鍛えるトレーニングを行いましょう。
③月に1回、古賀歯科医院へ通院しましょう。
マウスピースを使用すると少しずつ歯が動いてきます。
装着に問題はないか、歯はしっかり動いているか、お口の中を確認します。
同時にトレーニング指導も行います。
しっかり習得して新しいトレーニングへ進みましょう。
マウスピースの装着やトレーニングは自宅で行います。
お子さんの意思やご家族の協力が重要になりますので
きれいな歯並びを目指していきましょう。
もちろん、毎日の歯磨きに加えて定期的なメンテナンスも行って行きましょうね。
歯並びはもちろん、歯に関するお悩みがありましたら
まずはお気軽にご相談ください♬
こんにちは。
福岡県那珂川市にある古賀歯科医院の歯科衛生士の鳥巣です。
今回は 「口腔習癖」についてお話していきます。
口腔習癖とは日常生活のなかで無意識に行っている
口に関連した習慣的な行動のことをいいます。
代表的な口腔習癖としては
☆指しゃぶり☆
指しゃぶりは生後2~4ヶ月頃から始まります。
赤ちゃんにとって指しゃぶりは、自分の意志で手が動くようになってからの
楽しい遊びの1つです。
赤ちゃんの成長過程において、とても自然な行動です。
個人差はありますが、だいたい2~3歳まで続きます。
4歳を過ぎても指しゃぶりをしていると歯並びが悪くなる原因になります。
指の力により上の前歯が前方に傾斜し、「上顎前突(でっぱ)」になる場合があります。
<上顎前突>
奥歯でかんだ時に上の前歯が前方に出ており、唇が閉じられない、唇を閉じると
顎の先端に梅干しのようなシワができる、といった状態になります。
☆咬爪癖(こうそうへき)☆
咬爪癖とは爪を噛む癖のことをいい、多くのお子さんに見られます。
3歳ごろから始まり、学童期に増加するといわれています。
多くの子どもは無意識に爪を噛む癖があります。
自然になくなることがほとんどですが、大人になっても治らないと
「正中離開」になる場合があります。
<正中離開>
正中離開とは、上の中央の歯と歯の間に隙間がある状態です。
上唇小帯の異常発達や、過剰歯という本来無いはずの歯が前歯の真ん中に埋まっていることがあったり、生まれつき永久歯の本数が少なかったり、歯の大きさが通常より
小さかったりすると正中離開になることがあります。
☆弄舌癖(ろうぜつへき)☆
弄舌癖とは舌で前歯を裏側から押したり、歯と歯の隙間に舌を
入れたりする癖です。
弄舌癖があると、しゃべり方が舌っ足らずになりやすいという傾向があります。
舌は上あごに軽く触れているのが正常な位置ですが、
舌の位置が下がって前歯にあると、「開咬」になる場合があります。
<開咬(かいこう)>
開咬とは前歯に上下方向の隙間ができるかみ合わせのことで、
奥歯でしっかり噛んだ際にも上下の前歯が噛み合わない状態です。
その為、上手く食べ物を噛み切ることができず、程度が強いと胃腸への負担が大きくなります。
☆口呼吸☆
口呼吸とは鼻の代わりに口で呼吸をすることです。
ポカンと口が空いている人は口呼吸になっています。
口の周りの筋肉が発達していない人や、花粉症、アレルギー性鼻炎があると
口呼吸になりやすいです。
また、口呼吸になっていると舌の位置が下がることで顎が広がらず「叢生」というかみ合わせになる場合があります。
<叢生>
叢生とは、歯の大きさと顎の大きさのアンバランスにより、
歯が重なってしまう歯並びのことを言います。
現在「軟食化」により、食事の時にあまり噛まないという習慣がつき、
最近のお子さんは顎が小さく、叢生になっている子が多いです。
口腔習癖の治療法としては、
・大切な成長期に硬いものを噛む習慣をつける
・舌を正しい位置に置く
・口腔筋機能訓練を行う
・心理的なアプローチを行う
・矯正装置の使用
・MRC小児予防矯正
など様々な方法でアプローチをすることが可能です。
まずは、早めにお子さんの癖を発見してあげることが大切です。
自分では気づけない口腔習癖もあるので、定期的なメンテナンスを受けましょう!
当院では「MRC小児予防矯正」を行っていますので、
気になる方はお気軽にお声掛けください♪
こんにちは☺︎
福岡県那珂川市にある古賀歯科医院
歯科衛生士の御厨です
今回は「口臭」についてです。
みなさんは、口臭が気になる時はありますか?
自分自身ではなかなか気付きにくいですが、
口臭予防についてお話ししていきます。
口臭の原因としてもっとも多いのはお口の中のトラブルです。
1.歯周病
初期段階では臭いはありません。
歯磨きをすると出血するときはありませんか?
歯周病の特徴は歯周ポケットができることです。
その歯周ポケットが細菌の住みかになります。
これが口臭のもとになります。
2.むし歯
むし歯も初期のうちは臭いはありません。
食渣やむし歯菌が、むし歯の穴の中にたまり臭いがきつくなり、
口臭の原因になります。
むし歯が進行してくると次第に口臭がきつくなってきます。
神経まで侵され神経が腐ると、さらに臭いが増します。
3.歯垢(プラーク)
歯垢(プラーク)は歯面に付着する細菌のかたまりです。
これは柔らかいので歯ブラシで落とすことができます。
ですが、歯垢(プラーク)をそのままにすると歯石になります。
むし歯や歯周病の原因になります。
特に、歯と歯の間は歯垢(プラーク)がたまりやすいです。
歯間ブラシやフロスを使用して歯垢(プラーク)を除去しましょう。
4.歯石
歯垢(プラーク)が作った硬く固まった石灰分です。
歯石がたくさん付くようになると口臭もひどくなってきます。
また歯石が付くことにより歯周病を進行させます。
歯石は、歯科医院の専用の機械でないと除去することができません。
定期的に歯科医院でクリーニングをしましょう。
5.舌苔(ぜったい)
舌の表面に白っぽいものが付着することがあります。これは舌苔(ぜったい)と呼ばれているもので、歯垢と同じような細菌の塊です。これも口臭の原因になります。
「舌ブラシ」を使用して舌の汚れを取り除くことで口臭は軽減されます。
ぜひ、試してみてください。
6.唾液の減少
唾液は口の中を洗い流す作用、細菌の増殖を抑える作用、口の中の粘膜を保護する作用などがあります。
口の中が乾燥すると口臭が強くなりやすくなります。
唾液腺マッサージを行ったり、水分をよく摂りましょう。
7.その他呼吸器系の病気、消化器系の病気
全身症状が原因となって口臭が発生することがあります。
原因となる病気を診断して治療することで口臭は軽減されます。
今回口臭についてお伝えしましたが、
まずは日頃からきちんと歯磨きをして予防することが大切です。
また、定期的なメンテナンスを受けて頂くことをオススメします。
分からないことがあればスタッフにお尋ねください。
こんにちは!
福岡県那珂川市にある古賀歯科医院
歯科技工士の二階堂です。
今回は、「保険治療と自費治療との違い」について説明したいと思います。
保険治療と自費治療を比べると、治療に費やす期間や使用する材料はもちろんのこと、歯の削り方や補綴物(技工物)の仕上がりなどすべてが異なってきます。
保険治療には、保険で決められたルールがあるので思うように治療できないことが多いです。
また、咬み合わせ(出っ歯や反対咬合など)を変える矯正治療や見た目の審美的な変更が可能な自費治療は、患者さんのご希望に出来るだけお答えすることが可能です。
自費治療は、金額面でみると高くみえますが、保険治療のものより長持ちするので何十年後の合計収支で考えると保険治療より良いと言われています。
昨今、脱メタル(メタルフリー)という言葉を聞く機会があると思いますが、脱メタルとは「金属を使用しない治療」のことをいい、昔より保険治療において歯科治療では金属の材料が使用されてきました。
金属の材料は使い勝手はいいのですが、人によっては金属アレルギーを引き起こす可能性があります。
金属の被せ物が口の中にあると、年月が経つにつれて金属から金属イオンが溶け出し、それが血流に乗って全身を巡ります。
その結果、全員ではありませんが、金属アレルギーを引き起こし、湿疹やかゆみがでることがあります。
~保険治療の補綴物に主に使われている材料ー
○金銀パラジウム合金、銀合金(コア、インレー、クラウン、ブリッジなどに使用)
○ハイブリッドレジン(CAD/CAM冠に使用)など
※但し、自費治療に使用されているハイブリットレジンに比べて、材質的に異なるので脆くて割れやすいです。
~自費治療の補綴物に主に使われている材料ー
○ジルコニア(クラウン、ブリッジなどに使用)
○ガラスセラミック(二ケイ酸リチウム)(インレー、クラウンなどに使用)
○ハイブリッドレジン
○金合金など
ジルコニアやガラスセラミックは非金属素材なので金属アレルギーの心配はいりません。
ガラスセラミックは同じオールセラミックの材料のジルコニアと比べると、光の透過性が優れているので、より自然の歯の色を出すことが可能で審美性が高く着色もせず、汚れも付きにくいのでむし歯の再発は起きにくい材料と言われています。
ジルコニアも着色もせず、汚れも付きにくいのでむし歯の再発は起きにくい材料と言われています。ジルコニアはガラスセラミックより強度と耐久性が優れています。
★保険治療のメリット
*治療費用が安い。
*どこの歯医者でも(治療費は全国一律3割負担なので)同じ金額の治療を受けることが可能。
*国が定めている制度なので、一定水準の治療を受けることが可能。
*自費治療と比べると治療期間が短い。
□保険治療のデメリット
*痛みを取ることや咬めるようにする為の必要最低限の治療に限られる。(矯正治療やインプラントなど見た目が気になるなどといった審美治療は行えない。)
*治療方法や治療に使う材料の強度や変色に弱く耐用年数は短くなる。その為以前むし歯の治療をしたのに、何年後かにまた同じ箇所がむし歯になる(*二次う蝕or二次カリエス)
【*二次う蝕とは、とくに銀歯やプラスチック素材(レジン)で作られた被せ物や詰め物が時間の経過とともに劣化すると、隙間ができそこからむし歯菌が入り込みむし歯が進行すること。】
☆自費治療のメリット
*細かなルールや制限がないため最善の方法で治療を受けれる。
*精密な型を取ることのできる材料の使用が可能。
*オールセラミックなどの優れた材料の使用が可能。
*耐久性に優れていてよごれが付きにくい。
*機能性も噛む力も違和感なく噛める。
*天然歯のような見た目で変色しないので、審美性も良い。
高品質なものを装着できるので患者様にとってベストな治療を提供できます。
■自費治療のデメリット
*治療費用が高い
*歯科医院によって治療内容や費用に差がある。
*先生の考え方や説明方法にも差がある。
*治療期間が長い
このように、保険治療と自費治療にはお互いにメリットとデメリットがあるので、患者さんはそれぞれ理解して納得のいく治療を受けることが大切になります。
違いはしっかりとご説明するとともに最良な材料や治療方法はご提案致します。
ただし、患者さんの価値観、お口の中の状態、生活習慣はそれぞれ異なるので、ご自分のご予算やご要望にあった治療を選択していただければと思います。
分からないことがございましたら、当院へお気軽にご相談ください。
こんにちは。那珂川市中原にある古賀歯科医院のトリートメントコーディネーターの角です。
お口元が気になる理由の中でむし歯や歯周病はもちろんですが、『歯並びが気になる』とご相談をお受けすることが多くあります。
ガタガタな歯並びの場合、見た目も気になるのですが、歯並びによってむし歯や歯周病やかみ合わせによる歯への負担など、多くの問題が出てきます。
歯並びを改善することで見た目だけでなく歯の寿命も伸ばすことが出来るのです!!
では、歯の寿命を延ばすためにとても有効な治療『矯正』ですが、どのような方法があるのかご紹介します。
成人の矯正は大きく分けて二つあります。
歯の表面にブラケットという器具を取り着けてワイヤーを装着する「ワイヤー矯正」と透明のマウスピースを使う「マウスピース矯正」です。
今回は「マウスピース矯正」についてお話します。
インビザライン(マウスピース矯正)は透明なマウスピースを数枚~数十枚使って歯を少しずつ動かしていきます。
インビザラインの最大の利点は透明なマウスピースを使うので、とても目立ちにくいことです!
また、歯の表面にワイヤーなどの器具を取り着けないので、口内炎などのトラブルがとても少ないです。
このマウスピースは一日20時間以上の装着が必要ですが、食事と歯磨きの時は外すため、しっかりと歯ブラシを当てることができ、ワイヤー矯正と比較するとむし歯のリスクを抑えることが出来ます。
当院でインビザラインをされた患者様の症例です。
矯正希望でご来院された20代の女性の患者様です。
・前歯のガタガタが気になる
・歯の痛みなどはない
とのことでした。
2020.10.19 撮影
・口腔内を確認したところ歯のガタガタ(叢生)がみられます。
・右上の3番目の歯が外側から生えてきて歯列に入りきれていない状態です。
・上下しっかりと咬み合っていません。
上記のことから矯正について説明をし、インビザラインを希望されたので資料採りを行い治療計画を立てました。
治療計画をご了承いただき、インビザラインを開始しました。
インビザラインは1週間ごとにマウスピースの交換を行い歯を動かしていきます。
※症例や歯の動きの状態によりマウスピースの使用日数は前後する場合があります。
新しいマウスピースのお渡しや口腔内の確認のために約1か月ごとに通院していただきます。
こちらの患者様はしっかりと通院して頂き順調に矯正が進んでいます。
2023.11.11 撮影
矯正途中でしたがアンケートを取らせて頂いたところ・・・
・インビザラインで行っているため、痛みも少なく、食べる際にもやわらかいものしか食べられないということはなかった。アライナーを取りはずしできるため、歯みがきの際にも支障なかった。
・写真を撮る際に、歯を見せて笑えるようになった。定期検診で歯茎の検査をする時の痛みがなくなった。
・矯正はほんとうにやってよかったと感じています。高額だったり、痛みだったりで悩むポイントもありますが、やって後悔のないものだと思います!
上記の嬉しいお言葉を頂きました!
矯正に限らず歯科治療は患者様によって適応範囲が変わりますので、気になることがあればまずは歯科医院へご相談ください。
当院はTC(トリートメントコーディネーター)が在籍しておりますので、カウンセリングのお時間をしっかりとお取りすることができます!
何かお悩みがあればお気軽にお問い合わせください。
こんにちは!
那珂川市にある古賀歯科医院の受付の吉田です!
今回は、むし歯治療を行った後に発生する可能性がある二次カリエス(二次的なむし歯)についてお話ししようと思います。
まず二次カリエスとは、同じ歯の部位でむし歯が再発することです。
二次カリエスが起こる原因はいくつかありますが、一番の要因は詰め物や被せ物の劣化です。保険適用内の補綴(被せ物)に使われてあるプラスチックや金属は劣化がおこり、二次カリエスになる可能性が高いと言われています。
被せ物の劣化が進むと、被せ物と歯との間に隙間や段差ができてしまい、歯垢(歯に付着した細菌のかたまり)が蓄積し、細菌が侵入して虫歯が発生してしまいます。
蓄積した歯垢をそのままにしておくと、むし歯の細菌が繁殖していき詰めたレジンや被せ物が合わなくなり取れてしまうこともあります。
治療した歯はむし歯にはならないと思われがちですが、実は治療した後の歯はさらにむし歯になりやすくなっています。
一度治療している部位であれば神経を取ってしまった歯の場合、むし歯が進行していても痛みがないため気づきにくく、そのまま放置してしまい気づいた時にはむし歯が広がっていた、なんてこともあります。
そうならない為にも予防することが大切です。
むし歯の原因は歯に付着する歯垢内のむし歯菌にあります。
劣化してしまった被せ物と歯との間の隙間にはどうしても歯垢が溜まりやすくなっているので、毎日歯磨きをする時に歯ブラシだけ使用するではなく、歯間ブラシやフロス、フッ素洗口液、歯磨き粉もフッ素入りの歯磨き粉を使っていただくなど
ご自身の口腔ケアをしっかりして頂く事が大切です。
また、定期的に検診に来ていただくことによって磨き残しやご自身では磨くのが難しい部位も綺麗にお掃除ができることや、むし歯を早期発見することができ、気づかない程小さなむし歯になっているところも大きなむし歯になる前に治療することができます。
もちろん劣化しにくい素材を選ぶことも大切です。
コンポジットレジン(プラスチック)や銀歯は歯垢がつきやすいため二次カリエスになる可能性が高いですがセラミックを使用した場合、歯垢がつきにくいだけではなく、汚れを除去しやすく劣化しにくいといったメリットがあります。
セラミックは自費の治療になるため金額はかかりますが、その分歯垢の付着リスクも二次カリエスのリスクも減らすことができます。
自費の被せ物はいくつかあるので気になる方はトリートメントコーディネーターがいるので詳しく聞きたい方はお気軽にお申し付けください♪
今回は二次カリエスについてお伝えしましたが、まずは日頃からむし歯にならない為にきちんと歯磨きをして予防することが大切です。
もしもむし歯になってしまった場合は、その後の二次的なむし歯になるリスクを
少しでも減らすために、定期的な歯科検診を受けて頂くことをオススメします!
こんにちは。
那珂川市中原にある古賀歯科医院の歯科衛生士の森山です(^^/
今回は「お口の中の健康とインフルエンザ予防」についてお話します。
毎年冬になると、体調を崩してしまう方や「インフルエンザ」などの
感染症が流行する季節ですよね。
インフルエンザは、子どもから大人まで幅広い世代で発症し、あっという間に広がってしまう強い感染力を持っています。
このような感染症の罹患リスクを少しでも減らすためには、お口の中を清潔にしておくことも予防に繋がることが分かっています。
インフルエンザ予防のために、うがいや手洗い、マスクの着用などが挙げられますが、さらに効果的な予防法として「歯みがき」がとても大事です。
口腔内に磨き残しがあり歯垢や歯石が沈着したままになっていたり、むし歯や歯周病になっていたりするとインフルエンザにかかりやすくなる傾向にあります。
そこには「ウイルス」が大きく関わってきます。
風邪は、細菌かウイルスのどちらかが原因で発症し、それらは感染の仕方に違いがあります。
●「細菌感染」の場合
粘膜に付着するだけで炎症を起こし喉の痛みや熱が出ます。
●「ウイルス感染」の場合
粘膜に付着するだけでは発症せず、細胞の中へ入り込むことで発症します。
ウイルスの細胞内への侵入を促進させる働きをしているのが「酵素」であり、
またその「酵素」を活発にする細菌の中で気をつけるべきなのが、
「歯周病菌」です!
ウイルスが喉の細胞の中に入りやすくなり、インフルエンザにかかってしまいます。
インフルエンザのみの場合とインフルエンザ+歯周病菌の場合では、後者の場合の方が感染の拡がりが大きいことが分かっています。
歯周病菌は、歯垢の中に棲みつき「歯みがき」で歯垢ごと歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどで除去するしかありません。
身体の免疫や抗生物質、お薬などでは取り除くことができないのです。
セルフケアのみでの口腔ケアの場合に比べて、歯科衛生士による適切な口腔ケアを受けた場合の方が、インフルエンザの発症率が大幅に減少していたことが報告されています。
特に寝たきりの高齢者の方は、インフルエンザの合併症である肺炎を防ぐためにも
お口の中を清潔に保つことがとても大切です。
歯周病は慢性的なものであり、一度歯周病の治療をしたとしても一時的に改善は
しても、その後のセルフケアが正しくできていなければ、再発してしまいます。
セルフケアだけでは取りきれない歯垢や歯石を除去し、適切な歯みがきの方法を理解しておくためにも、日頃から定期的な検診は重要なのです。
むし歯や歯周病の原因となる細菌を減少させることは、お身体全体の健康に繋がってきますので、治療中断してしまっている方や定期検診に行けてない方、感染症予防に関心のある方は、まずは歯科への受診をおすすめいたします!
今回の内容については、日本歯科医師会より「日歯8020テレビ」のサイトで動画にて観ることができますので、ぜひご覧ください!
URL:https://www.jda.or.jp/tv/96.html
当院はカウンセリングの時間も設けておりますので、治療に関するご相談なども
お気軽にお声かけください。