こんにちは!
福岡県那珂川市にある古賀歯科医院 歯科衛生士の岡本です。
今回は「シーラント」についてお話しします。
シーラントとは、むし歯予防としてフッ素の樹脂で歯の溝を塞ぐ治療です。
主に「乳歯の奥歯」や「生えたばかりの永久歯(6歳臼歯)」に行います。
奥歯は溝が深かったり形態が複雑になっていたりする場合がほとんどで、
そこに食べかすやプラークが溜まることで、むし歯のリスクが高くなります。
一度むし歯になり、歯を削ってしまうと将来的に歯の寿命が短くなりやすいです。
そうならないためにリスクを減らし予防しておくことが大切です✨
注射をしたり、歯を削ったりすることなく治療ができ、お子さんにとっても
負担の少ない予防処置なので当院では積極的に行っています!
《歯の溝の断面図》
下の図のように、歯の溝の形態はさまざまです!
◆シーラントを行うタイミング
実はむし歯ができる時期は、人生で4回あるといわれています。
①3歳までの間
②6歳臼歯が生えた直後から2年間
③思春期
④高齢期(根面のむし歯)
タイミングとしては、6歳臼歯が生えてすぐにシーラント処置を行い、
早めに予防していくことが望ましいです。
<シーラント処置の流れ>
①歯についている汚れ(プラーク)をブラシなどを使って落とします。
②歯面を乾燥させて、歯の表面に接着しやすくなる薬剤を塗布します。
③シーラント(フッ素の樹脂)を歯の溝に充填します。
食事をしたりするとシーラントが取れたり、欠けたりすることがありますが、
メンテナンスの際に再度充填することで、予防効果を維持していきましょう。
※誤って飲み込んでしまっても健康に害を与えるものではありません。
また、シーラントには「フッ素徐放性」という効果があり、歯の溝に詰めることで
フッ素イオンを放出し、周囲の歯を守ってくれます。
さらに歯磨き粉に含まれるフッ素を取り込んでは、また放出するという効果もあります。
6歳臼歯が生えたらシーラント処置を行い、むし歯ゼロを目指しましょう!
当院では、お子さんの検診は0歳から行っておりますので、お気軽にご連絡下さい♪
当院はご予約の方が優先です。 来院される時には事前のご連絡をお願いします。