こんにちは!
福岡県那珂川市にある古賀歯科医院 歯科衛生士の御厨です。
今回はエナメル質形成不全についてお話しさせていただきます。
「歯が白くない…」「前歯に白い変な模様がある…」なんて思ったことはありませんか?
もしかしたら、それは“エナメル質形成不全”かもしれません。
エナメル質形成不全とは、その名の通り、歯の表面を覆っている「エナメル質」が
うまく形成されなかった状態のことを言います。
エナメル質は歯を守る一番表層の硬い歯質で、これが正常に作られないと、
見た目だけでなく、むし歯のリスクも高くなります。
見た目の特徴としては
・歯の表面に白斑や黄班、茶色のシミのような変色がある
・歯の表面の一部がくぼんでいたり、ザラザラしている
・歯の形がいびつだったり、かけやすかったりする
などがあります。

![症状は遺伝する!?エナメル質形成不全症 (AI)における補綴治療 | 新橋歯科医科診療所[痛くない削らない歯医者]](https://i0.wp.com/shinbashishika.com/wp-content/uploads/2024/08/ai-prosthesis240819.jpg?resize=417%2C276&ssl=1)
<原因は?>
エナメル質は生える前の「歯胚(しはい)」という段階で作られ始めます。
この時期に何らかの異常があると、正常なエナメル質が形成されません。
原因はいくつか考えられますが、主に以下のようなものがあります。
・遺伝的な要因(家族にも同じ症状に人がいる)
・乳歯ができる時期の病気や栄養不足
・妊娠中の母体の健康状態や薬の影響
・外傷(乳歯を強く打ったことある)
などがあげられます。
エナメル質が弱いと、歯がもろくなりやすく、
むし歯や知覚過敏のリスクが高まります。
また、見た目のコンプレックスにつながることもあります。
定期的に歯科医院に通いチェックしてもらうことが重要です。
また、エナメル質形成不全の歯はむし歯のリスクが高いため、
古賀歯科医院ではフッ素塗布を勧めております。
お子様はキッズクラブに入っていただくと、15歳まで無料でフッ素塗布を行っております。(キッズクラブの入会費はかかりません)
フッ素塗布をすることでむし歯予防の効果を高めることができます。
特に乳歯や生え変わりの時期はむし歯になりやすいので定期的な塗布が重要です。
軽度の場合は歯科医院で定期的にフッ素塗布をしたり、
ご自宅でできるフッ素洗口などの予防ケアで様子を見ることもあります。
古賀歯科医院では「オラブリス」というフッ素洗口液をオススメしています。
味が苦手でフッ素が出来なかったお子様にもオススメで、
水に溶かして使用するので無味無臭です。
水と同じようにうがいしてもらうだけでむし歯予防が期待出来ます✨
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最後にエナメル質形成不全は、決して珍しい病気ではありません。
見た目や健康への影響が気になることもありますが、適切なケアや定期検診で
しっかり管理することができます。
ぜひ一度、歯科医院で相談してみてくださいね☺
当院はご予約の方が優先です。 来院される時には事前のご連絡をお願いします。


