お口の豆知識

親知らずの痛み

こんにちは、筑紫郡那珂川町中原にある古賀歯科医院院長の古賀です。

今回は親知らずについてお話しいたします。

親知らずが痛むということを経験された方も多いのではないでしょうか。
また親知らずの痛みは突然やってきて、大きく腫れたり、
薬も効かないぐらい強い痛みがでるよという話を聞かれた方もいると思います。
ではどうしてそのような症状がでるのでしょうか?
下の写真はよくみられる親知らずの生え方です。

親知らず1

歯の一部は萌出していますが、大部分が歯ぐきに覆われています。
この場合歯みがきをしても、歯ブラシを当てるのは難しいです。
さらに歯ぐきで覆われているところは袋状になっていて
そこの中に溜まるプラークをかき出すことはできません。
こういう状態では親知らずのまわりで常に炎症が起こります。
前回ブログでお話しした炎症の仕組みによって
疲れた時などに痛みと腫れがおこります。

前回のブログはこちらをクリック

親知らずの抜歯は痛みが出てからした方がいいのでしょうか?
「痛みが出てから抜歯を考えます。」と言われる方も多いです。
その気持ちはとてもよくわかります。
しかし痛みがでて来院された場合は、
その日のうちに抜歯することはまずありません。
急性炎症があると麻酔が効きにくいこと、
麻酔が効きにくいので麻酔量を増やさなければいけないこと、
痛みのために睡眠時間が十分でないことが多く、
麻酔後気分がわるくなるなどのショック状態になることがあること、
術後の痛みが強いこと、
術後の痛みが長引くこと、
などがその理由です。
また患者さん側の問題としてそういう時に限って仕事が忙しかったり、
たくさんの予定が入っている場合が多く、
なかなか来院できないということがあります。
女性の場合であれば、妊娠中ということもあります。

余裕をもって治療に通える時期に、抜歯されることをおすすめします。

 


 当院はご予約の方が優先です。 来院される時には事前のご連絡をお願いします。
 
古賀歯科医院  ☎092-952-8078
 

急性炎症と慢性炎症について

こんにちは、那珂川町中原にある古賀歯科医院院長の古賀です。
日中の日差しが強くなりましたね。
朝は晴れていても突然豪雨になったり、また晴れたりと
不安定な天気が続いています。
例年通りであれば、そろそろ梅雨明けしそうですが。

今回は急性炎症と慢性炎症について書いてみたいと思います。

疲れた時や体調が悪い時に歯まで痛みが出たり、腫れたりして
数日たつと痛みや腫れが治まることはありませんか?
これは慢性炎症が原因であることが多いです。
とくに歯周病においてはこの傾向が顕著です。

私たちの体は細菌に対して感染しないような自己防衛機能を備えています。
これを免疫と呼びます。
風邪をひきやすいとか、ケガをするとすぐに化膿しやすいなど
免疫力には個人差があります。
さらに体力が落ちているときにはこの免疫力も弱くなります。

免疫と細菌のバランス

ここで歯周病を例にとります。
歯周病においては歯周ポケット内で常に歯周病菌と免疫が戦っています。
免疫が勝っている時にはあまり強い痛みや大きな腫れはありません。
ただし、まったく症状がないわけではなく
歯ぐきからの出血や違和感、口の中のねばつきなどがあります。
これが慢性炎症の状態です。
免疫力が弱くなり、歯周病菌のほうが勝ってくると
歯ぐきが大きく腫れたり、強い痛みがでたりします。
これが急性炎症の状態です。

以上が疲れた時に腫れたり痛みが出る理由です。
あまり痛みがないからなどの理由で疾患を放置しておくと
急性炎症が出て大変つらい思いをしてしまいます。
そういう時には決まって仕事が忙しかったり、
体調が悪かったりして歯科への受診が困難だったりします。
そうならないためにも気になることがあれば、
早めに診察を受けることをおすすめします。


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歯が弱いのは遺伝する?

こんにちは、那珂川町中原にある古賀歯科医院院長の古賀です。

6月ももうすぐ終わりですね。
今年は梅雨に入っても雨が降る日が少ないような気がします。
過ごしやすい日が多いのは嬉しいのですが、渇水が心配です。

私は家系的に歯が弱いんです」ということを聞くことがあります。
つまりむし歯や歯周病になりやすいという意味です。
色々な意見があると思いますが、
私は「遺伝的要因はある」と思います。

白くまの親子

「歯が弱い」という言葉には
以下のような多くのことが含まれています。
①歯の硬さがやわらかい
②唾液の量が少ない
③口腔内細菌の数が多い
④口腔内細菌のバランスが悪い
etc

ではこのような人は必ずむし歯や歯周病で
歯を失ってしまうのでしょうか?
そんなことはありません。

セルフケア
食生活の改善
プロフェッショナルケア
をしっかりやることによって十分に歯を守ることができます。
言い換えるならばこれら3つのことがうまくいかないと
むし歯や歯周病になるリスクが高まると言えます。
②③④に関しては常用薬(高血圧の薬など)や体質の変化など
後天的要因により起こる場合もあるので注意が必要です。


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キシリトール❤

こんにちは受付の林田です!

今年はエルニーニョ現象が原因で冷夏になると言われていますが、

信じ難いくらい暑くなってきましたね

 

皆さんは、もう夏の予定は立てていますか?

私たちは、早くも海に行く予定を立てています

運転の担当はスタッフの佐々木さん(当医院の歯科衛生士です)に

お願いしようと思っています

 

では、本題に入ります♪

皆さんもよく知ってるキシリトールと呼ばれる成分(ガムなどに配合されていることが多いです)

歯科専売のものと市販のものとでは、違いがあることをご存知ですか?

市販のもので、キシリトール配合と書かれているものでも、

砂糖が含まれているものは、キシリトールの効果(むし歯予防)を100%発揮することは難しいです。

ですが、歯科で売られているキシリトール配合商品は、甘味料をキシリトールで作っているので

甘いのに、むし歯の予防をしてくれます。

DSC08312

↑これらの商品を当院では取り扱っています。

キシリトールのタブレットは市販でも購入が出来ます是非探してみて下さい!

ちなみに、市販のもので、↓下の画像のマークが付いている商品は

キシリトール100%だそうです※問い合わせで確認済み

DSC08313

皆さんも、キシリトールを利用して、おいしくむし歯予防をしましょう

 

当院は予約の方優先です。来院される時には事前のご連絡をお願いします。

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乳歯のむし歯は永久歯に影響がある?

こんにちは、那珂川町中原にある古賀歯科医院院長の古賀です。

みなさんは乳歯のむし歯は永久歯に影響があると思われますか?
答えは 【 影響がある 】 です。

では乳歯がむし歯になると必ず永久歯もむし歯になるかと聞かれれば違います。
影響があると答えた理由は、
乳歯がむし歯になるほどの環境に問題があるからです。

乳歯は大人の歯に比べて「やわらかい」ためむし歯になりやすく、
進行のスピードもとても速いです。
しかも歯の中にある神経が大きな割合を占めているため、
歯質が薄くむし歯がすぐに神経まで届いてしまいます。
このような乳歯の欠点を補う役目を持っているのが唾液です。
子供は大人に比べてたくさんの唾液が出ます。
この唾液によって歯をむし歯から守っているのです。

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甘いものやジュースなどが歯によくないことはみなさんご存知だと思います。
ミュータンス菌などのむし歯菌が糖分を“エサ”に歯を脱灰(溶かす)させるからです。
この脱灰から歯を守ってくれるのが唾液です。
食渣を洗い流してくれたり、脱灰した歯を元に戻してくれたりする働きがあります。(再石灰化)

しかしおやつなどをダラダラ食べることや、
ジュースを頻繁に飲んだりすると
この唾液の働きがうまく機能せずにむし歯になります。
さらに寝ているときには唾液の出る量がとても少なくなるので
歯を磨かずに寝るとむし歯のリスクがかなり高まります。

このような生活を続けていくと
永久歯も必ずむし歯になってしまいます。
乳歯でむし歯を作ってしまっても、最後のチャンスがあります。
それが生え変わりの時期です。
この時までに食生活の改善や仕上げ磨き、定期検診などを定着させましょう。
そうすれば永久歯を守ることができます。
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古賀歯科医院ではさらに具体的なアドバイスを行っています。
お子様にむし歯のない白くて美しい歯をプレゼントしませんか?


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歯と口の健康週間

こんにちは、那珂川町中原にある古賀歯科医院院長の古賀です。

今日6月4日から10日までは歯と口の健康週間です。

昔はむし歯予防デーと言っていたのですが、

年代ごとに呼び名が変わり2013年からは歯と口の健康週間と呼んでいます。

目的や歴史について日本歯科医師会のHPに載っています。

こちらも見てみてくださいね。

日本歯科医師会 歯と口の健康週間について

現在では幼稚園や保育園、小学校など様々なところで歯みがき指導が行われています。

その甲斐あって食事をしたら歯を磨くという習慣が根付いています。

しかしそれでもむし歯になって困っている人が大勢います。

そのひとつに歯の磨き方があります。

歯ブラシだけで磨ける範囲は限られています。

とくに歯と歯の間はフロスを使わないと磨けません。

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指に巻いて使うタイプ

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ホルダータイプ(ホルダーの形状は色々あります)

無題

このようにのこぎりを使う要領で左右に引きながら

歯と歯の間にフロスを出し入れします。

間違った使い方で多いのが、

歯と歯の間にフロスを押し当ててそのまま力任せにいれることです。

こうすると勢い余って歯ぐきを傷つけることがあります。

のこぎりのように引いたり押したりしながらいれることが重要です。

フロス

前歯ではこのように使います。

引き抜いたフロスをよく見てみるとプラークが取れているのがわかります。

プラークは食べ物の残りではなく細菌のかたまりです。

歯と歯の間に残ったプラークによりむし歯になってしまいます。

みなさんもぜひフロスを使ってみてください。

 

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歯ぎしりと骨隆起 日中に注意したいこと

みなさんこんにちは、那珂川町中原にある古賀歯科医院院長の古賀です。

2回にわたって歯ぎしりと骨隆起についてお話してきました。

前回までのお話はこちらをご覧ください。

為害作用について

対策について

このような歯ぎしりは寝ているだけとは限りません。

日中でも噛みしめていることがあります。

これを専門用語でTCH (Tooth Contacting Habit)歯列接触癖と呼んでいます。

みなさんは食事以外の時間、唇を閉じているときに上下の歯はどうなっていますか?

噛み合わせていますか?

それとも離れていますか?

 

実は離れていることが正常です。

噛み合わせてるよと答えた方は日中でも噛みしめを行っていることになります。

こちらの写真を見てください。

圧痕

こちらはほっぺたを口の中から見た写真です。

オレンジ色の丸で囲った部分が波打ったように盛り上がっていますね。

これは上下の歯を日中かみ合わせている場合に見られる圧痕です。

歯の型がついて頬の粘膜が波打っています。

日中でもかみ合わせている方に見られる特徴のひとつです。

日中噛み合わせていることを以下TCHと記します。

一日の中で上下の歯が接触している時間は17分ぐらいです。

食事をしている時間はもっと長いのですが、食物を口に入れて噛み砕くと上下の歯が接触します。

次の瞬間上下の歯を離して再び食物を噛み砕きます。

この動作は頭で意識していなくても自然と行われます。

それは上下の歯が接触した瞬間に口を開ける筋肉に信号が送られるためです。

このことを反射といいます。

これが咀嚼(そしゃく)のサイクルです。

そのために食事の時間が長くても上下の歯が接触している時間はわずかなのです。

一方、TCHの人は上下の歯の接触時間がとても長くなります。

このことにより歯への負担は増大し、以下のような症状が出ることがあります。

・歯がしみる

・かたいものを噛むと痛む

・歯が浮いた感じがする

・歯がグラグラする

・詰め物がすぐに外れる

・クラウン(かぶせもの)が外れる、壊れる

・顎がだるい

・肩が凝る(歯だけが原因とは限りません)

こういう症状が当てはまる方は要注意ですね。

TCHを続けていると歯に小さなヒビが入り、

年数とともに歯が割れることがあります。

もし根の部分まで割れてしまえば、抜歯せざるを得ません。

対策について

TCHが起こるときには以下のような場合が多いです。

・物事に集中しているとき

・時間に追われて仕事をしているとき

・寒いところにいるとき

・緊張しているとき

・考えることや悩んでいることがあるとき

・etc

以上のようなときにはご自分で歯と歯を合わせていないか確かめるようにしてください。

そうしていくと徐々にTCHから歯を守れるようになります。


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歯ぎしりと骨隆起 その対策とは

こんにちは、那珂川町中原にある古賀歯科医院院長の古賀です。

前回のブログで歯ぎしりと骨隆起についてお話ししました。

前回の内容はこちらをご覧ください。

歯ぎしりは歯にとって様々な害を及ぼします。

自分で自分の体を痛めているのに、なぜ歯ぎしりをするのでしょうか?

一説にはストレス発散のために行うとあります。

歯ぎしりが原因で歯がしみたり、違和感を訴える患者さんに問診してみると

最近仕事が忙しい、家族の介護で時間がとれない、試験勉強が大変だなどの話を聞くことが多いですね。

こういうことを考えるとストレスも十分に関係していると思います。

歯ぎしりは脳にとってはストレス発散になり良いのでしょうが、歯にとってはつらいものです。

そこで歯ぎしりから歯を守るものとして「マウスピース」をご案内しています。

IMG_2240

マウスピース(ナイトガードともいう)

※基本的には上の歯にのみ装着します

使い方は簡単です。

今から布団に入るというときに取り出して歯にはめるだけです。

これで歯ぎしりから歯を守ってくれます。

また類似品としてスポーツ用品店でもマウスピースが売られていると思いますが、

お湯で温めて歯に押し当て調整してくださいと書かれているようです。

この程度の調整では適合のよいものを作ることは難しいですね。

適合が悪いと装着した時の違和感が強くなります。

古賀歯科医院ではエルコプレスという機械で約6気圧ぐらいの圧力を加えて作ります。

こうすることにより精度が良く歯にピッタリと合います。

そのため装着した時の違和感が少ないマウスピースができます。

ERKOPRESS

エルコプレス

マウスピースは保険適用ですから、3割負担の方で5,000円ほどで作ることができます。

歯を積極的に守っていくためには「マウスピース」は必要ですね。

 

様々な害を及ぼす歯ぎしり。

実は気づかないうちに日中も「歯ぎしり」をしていることをご存知でしょうか?

この続きは次回のブログでお話ししたいと思います。

 

当院は予約の方優先です。来院される時には事前のご連絡をお願いします。

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歯ぎしりと骨隆起 その為害作用とは

こんにちは那珂川町中原にある古賀歯科医院院長の古賀です。

今日から「お口の豆知識」として様々なことをお話ししていこうと思います。

まずはこちらの写真を見てください。

上顎骨隆起1

下顎骨隆起1

上の写真が上顎で下の写真が下顎です。

オレンジで囲んだ部分に膨らみがあるのがわかりますか?

これは「骨隆起 こつりゅうき」と呼ばれるもので、骨の膨らみです。

鏡を見た時に気が付いて驚いて来院される方が多いです。

骨隆起は入れ歯を作るときに大変になるぐらいで

それ自体が害をおよぼすことはありません。

しかし骨隆起があるということは、歯ぎしり、噛みしめの癖があるということです。

この歯ぎしり、噛みしめが歯にとっては大問題なのです。

・歯のすり減りが早く進み、かみ合わせがどんどん変わってしまう

・冷たいものなどがしみる知覚過敏が起こる

・歯槽骨を失い、歯がグラグラしてくる

・歯にヒビが入り、歯が割れてしまうことがある

・つめものやかぶせものがすぐに外れてしまう

以上のようなことが起こる可能性があります。

次回はこの歯ぎしり、噛みしめから歯を守る方法をお話ししたいと思います。

 

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