急性炎症と慢性炎症について

こんにちは、那珂川町中原にある古賀歯科医院院長の古賀です。
日中の日差しが強くなりましたね。
朝は晴れていても突然豪雨になったり、また晴れたりと
不安定な天気が続いています。
例年通りであれば、そろそろ梅雨明けしそうですが。

今回は急性炎症と慢性炎症について書いてみたいと思います。

疲れた時や体調が悪い時に歯まで痛みが出たり、腫れたりして
数日たつと痛みや腫れが治まることはありませんか?
これは慢性炎症が原因であることが多いです。
とくに歯周病においてはこの傾向が顕著です。

私たちの体は細菌に対して感染しないような自己防衛機能を備えています。
これを免疫と呼びます。
風邪をひきやすいとか、ケガをするとすぐに化膿しやすいなど
免疫力には個人差があります。
さらに体力が落ちているときにはこの免疫力も弱くなります。

免疫と細菌のバランス

ここで歯周病を例にとります。
歯周病においては歯周ポケット内で常に歯周病菌と免疫が戦っています。
免疫が勝っている時にはあまり強い痛みや大きな腫れはありません。
ただし、まったく症状がないわけではなく
歯ぐきからの出血や違和感、口の中のねばつきなどがあります。
これが慢性炎症の状態です。
免疫力が弱くなり、歯周病菌のほうが勝ってくると
歯ぐきが大きく腫れたり、強い痛みがでたりします。
これが急性炎症の状態です。

以上が疲れた時に腫れたり痛みが出る理由です。
あまり痛みがないからなどの理由で疾患を放置しておくと
急性炎症が出て大変つらい思いをしてしまいます。
そういう時には決まって仕事が忙しかったり、
体調が悪かったりして歯科への受診が困難だったりします。
そうならないためにも気になることがあれば、
早めに診察を受けることをおすすめします。


 当院はご予約の方が優先です。 来院される時には事前のご連絡をお願いします。
 
古賀歯科医院  ☎092-952-8078
 

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