当院はご予約の方が優先です。 来院される時には事前のご連絡をお願いします。
院内勉強会のため10月11日(金)は午後の診療が15:30からとなっております。
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こんにちは!
那珂川市中原にある古賀歯科医院の歯科衛生士 東島です!
歯並びが悪くなる原因はいくつかありますが、
今回はその中の一つにある「口呼吸」についてお話します。
正しい呼吸の仕方は「鼻呼吸」です。
ですが、最近は口で呼吸する人が増えています。
学童期の子どもの約6割が口呼吸をしていると言われています。
・通常の鼻呼吸のしくみ
①空気中の汚れを鼻で除去し、体に入らないようにして病気を防ぐ
②肺に入る前に、適温に温め加湿する
③適度な圧がかかり、肺の隅々まで空気が入りやすい(腹式呼吸)
④副交感神経が優位になり身体や心を回復させる
・口で呼吸すると何がいけないのか?
①口から一気に空気が入るため、空気中の汚れや雑菌が体に入り病気になりやすい
②空気が外気温で乾いたまま肺に入るため、肺に負担がかかる
③短く浅い胸式呼吸になり、交感神経優位の状態が続き身体や心が休まらない
他にも、口で呼吸することで副次的な症状を引き起こします。
・唇や舌の力が弱くなることにより顎の発達や、歯並びに影響します。
・顎が充分に発達せず、歯が並ぶスペースが確保できずガタガタの歯並び
になりやすく、かみ合わせや顔貌にも影響します。
・常に口がポカンと開いているため唇の筋力が低下し、口周り(舌、頬、唇)の
筋肉バランスが崩れ、前歯が前に出てきます。
また、顔の表情筋がしっかり使われず表情が少なくなります。
・口腔内が乾燥し、唾液による自浄作用が減少するためむし歯に
なりやすかったり口臭の原因になったりします。
・口で呼吸しやすい姿勢になる為、首が前に出て背中が曲がり、
お腹に力が入らず姿勢が悪くなりやすいです。
・将来、いびきや睡眠時無呼吸になりやすい。
以上のように、お顔のつくりから全身の健康まで、
口呼吸は多岐にわたる問題をつくりだします。
口は食物や空気など人間の身体が必要とする物すべての入り口であり、
身体を調整している自律神経を唯一コントロールできるのが「呼吸」です!
当院で行っている「MRC小児予防矯正」では、
口呼吸を含めた、不正咬合の根本的な原因となる間違った口腔習癖を改善し、
正しい歯並びに導く6歳~8歳のお子さん対象の矯正治療を行っています。
取り外し可能なマウスピースと筋機能訓練を行い、歯並びの改善とともに
口腔機能や咀嚼機能の改善を促します。
子どもの成長期にアプローチすることが重要な矯正治療です!
そこでも、まずは一番大事な「呼吸」からトレーニングを始めます。
呼吸の改善トレーニングの他にも、
舌の正しい使い方
正しい飲み込みの仕方
唇の筋力強化のトレーニングを行います!
お子さんの歯並びや口呼吸(口ぽかん)、指しゃぶり、いびきなどでお悩みの方は
一度歯科医院でご相談下さい♪
こんにちは。
福岡県那珂川市にある古賀歯科医院のトリートメントコーディネーターの田辺です。
今回は前回お話した口呼吸、指しゃぶり、爪を噛む癖、舌で歯を押す癖など
「口腔習癖」があるお子さんに対する歯並び改善方法についてお話をします。
はじめに、歯を動かすのに必要な力はどのくらいか知っていますか?
それは約1.7gといわれています。
1円玉1枚=1g なので1円玉2枚分より軽い力で歯は動きます。
舌の力は500g、頬や唇の力は300gもあるので
日常的に口呼吸になっていたり、指しゃぶりや爪を噛む癖、舌で歯を押す癖など
「口腔習癖」が出ている場合、歯は簡単に動いてしまいます。
また、この口腔習癖と同じく知っていてほしいのが「正しい舌の位置」です。
通常、舌先は前歯の裏側の約5mm上の位置につけてあり、
上顎に舌が収まっている状態が正しい舌の位置となっています。
この正しい位置に舌があると、歯を舌で触ったり、
押したりすることがなく、正常な位置に保つことができます。
つまり綺麗な歯並びへ導くためには、
正しい舌の位置を維持し、口腔習癖を改善する必要があります。
ここで紹介したいのが専用のマウスピースを装着して行う、MRC小児予防矯正です。
正しい舌の位置の確立を促し歯列が乱れるのを防ぎ、
お口周りの筋肉を鍛えるトレーニングも一緒に行うことで
口腔習癖を治し、歯並びが乱れる根本的な原因を改善していきます。
対象としているのは永久歯が生え揃う前、6・7・8歳のお子さん。
上顎骨の成長は9~10歳で終わるといわれているのでその前に始めるのが理想です。
永久歯に生えそろって矯正を始める場合、
完成された歯列を動かすので痛みを伴い、
スペース不足だった場合には健康な歯を抜く可能性も出てきます。
また、口腔習癖は治せないので保定装置をつけないと矯正後に後戻りすることも。
こどものうちから始めるメリットは
①健康な歯を抜かなくて済む
②痛みを軽減できる
③根本的原因を改善するので後戻りを防ぐ
④歯並びを整えることでむし歯のリスクを減らす など
MRC小児予防矯正で使用するマウスピースは外出先で扱うことはないので
ワイヤー矯正のように見た目も気になりません。
では具体的な治療内容についてですが、主に3つあります。
①マウスピースを日中1時間と就寝時に装着しましょう。
例えば、テレビを観ているときやゲームをしているとき、
宿題をしているときで構いません。
お口を閉じた状態でマウスピースを1時間装着します。
就寝時は寝る前から朝起きるまで装着しておきます。
②筋機能訓練を1日2回行いましょう。
呼吸、舌、飲み込み、唇の順を追ってトレーニングを指導します。
お父さんやお母さんに見てもらいながら、
自宅で1日2回、お口周りの筋肉を鍛えるトレーニングを行いましょう。
③月に1回、古賀歯科医院へ通院しましょう。
マウスピースを使用すると少しずつ歯が動いてきます。
装着に問題はないか、歯はしっかり動いているか、お口の中を確認します。
同時にトレーニング指導も行います。
しっかり習得して新しいトレーニングへ進みましょう。
マウスピースの装着やトレーニングは自宅で行います。
お子さんの意思やご家族の協力が重要になりますので
きれいな歯並びを目指していきましょう。
もちろん、毎日の歯磨きに加えて定期的なメンテナンスも行って行きましょうね。
歯並びはもちろん、歯に関するお悩みがありましたら
まずはお気軽にご相談ください♬