お砂糖に代わる「代用甘味料」をご存知ですか?

こんにちは。

 

福岡県那珂川市中原にある古賀歯科医院のDH森山です!

 

 

 

    

 

 

 

 

1月14日は成人の日でしたね☆

成人式を迎えられた方、おめでとうございます!

 

私も自分の成人式の日をついこの間のことのように思い出します♪

成人式から3年が経ちますが、とてもあっという間でした。

これからも1日1日を大切に日々精進しようと改めて思いました!

 

 

 

 

今回は、「代用甘味料」についてお話します。

 

むし歯の原因となるスクロース(砂糖)に代わる甘味料として、

広く使用されるのが代用甘味料です。

 

 

①砂糖の摂取がなぜむし歯に繋がるのか?

 

 

 

 

 

砂糖が口腔内に取り込まれます。

むし歯菌が砂糖を代謝して酸を作り出します。

むし歯菌の身を守り、非常食ともなるグルカンを作ります。

 グルカンは、お菓子の家のようなものです。

歯に付着したむし歯菌の周りに無数の細菌が集まり、

 バイオフィルム(細菌の膜)を作ります。

バイオフィルム内の細菌が糖を代謝し、酸を作ります。

むし歯菌や他の細菌が作った酸により歯が溶け、むし歯となるのです。

 

 

このようにむし歯と砂糖には深い関わりがあるので、

むし歯を予防するためには砂糖を摂取しないことが最も効果的です。

 

しかし、砂糖はさまざま料理に使われているため、

全く摂取しないということはほぼ不可能です。

そのため砂糖の摂取量を減らすことが次善の策となります。

 

 

そこで出てくるのが代用甘味料です!

 

 

②代用甘味料がどのようにむし歯を予防するのか?

 

 代用甘味料の予防のしくみとして。。。

 

グルカンを作り出す材料にならない

 砂糖以外の糖からはグルカンが作れないため、

 砂糖以外の甘味料を使うと

 グルカン・バイオフィルムが作られるのを予防できます。

 

細菌の酸産生の材料にならない

 細菌が代謝できない代用甘味料を与えると、酸が産生されません。

 

グルカンを作り出すのを阻害する

 代用甘味料の予防のしくみのうち、これが最も予防効果が高いとされます。

 

 

代用甘味料で代表的なものに、

みなさんもよく耳にする『キシリトール』がありますね!

 

 

他にも、予防効果が高いとされるものとして

『パラチノース』や『マルトース』などもあります。

 

 

 

★注意点として、キシリトールなどを多量に摂取すると

下痢やアレルギーなどの副作用を招くこともあるため摂取量には注意が必要です!

 

また、代用甘味料はむし歯の予防に繋がりますが、

それだけでむし歯を予防するのは難しいため、

砂糖の摂取量・回数を控えることや

日頃の歯みがきを徹底することが大切といえます。

 

 

 

 

みなさんのむし歯予防のための参考になればいいなと思います!

分からないことや加えて知りたいことなどあればお気軽にお声かけください♪


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