こんにちは(^^)
筑紫郡那珂川町中原にある古賀歯科医院のDH江越です。
今日は、お子さまの“ボトルカリエス”についてお話をします。
ボトルカリエスという言葉をご存知でしょうか。
ボトルカリエスとは、哺乳瓶の中にスポーツドリンクや甘いジュースなどを入れて
寝付かせることが原因で出来てしまう、むし歯のことを言います。
哺乳瓶う蝕とも呼ばれます。
ボトルカリエスが多く見られるのは、上の前歯です。
上の前歯の歯と歯の間や、外側(歯の表側)が、
ボトルカリエスの起こりやすい場所です。
上の歯の表側は一番歯磨きがしやすくて、むし歯になりにくいのですが、
なぜ、この場所がむし歯となってしまうのでしょうか。
人の口の中には、唾液という強い味方がいます!
口の中に甘いものが入ってきても、“唾液”が洗い流してくれる役割をもっています。
さらには、唾液の中には歯の成分であるカルシウムやリンが含まれています。
このカルシウムやリンなどが歯の表面に付着することで、
酸によって溶かされたエナメル質を補う作用があります。
唾液はむし歯にならないように手助けをしてくれます。
しかし、糖分過剰摂取によって、唾液の性状が悪く、
歯を修復するスピードよりも歯が溶けるスピードが上回ってしまうと、
歯が溶けてむし歯となってしまうのです。
哺乳瓶で常にスポーツドリンクや甘いジュースを与るということは、
歯の表側と唇が密着した状態で吸引を行うこともあり、
その歯の表側と唇の間には新鮮な唾液がいきわたらなくなってしまい、
むし歯になってしまうというわけです!
哺乳瓶でだらだら与えることは、禁物ですね!
*哺乳瓶を使わない少し大きくなったお子さんにも注意して欲しいこと*
お子さまは熱を出すことが多いです。
その際、お医者さんには、脱水症状にならないように、
スポーツドリンク(アルカリイオン飲料)などを飲ませましょうと
言われることがあります。それはもちろん大切なことです。
しかし、熱が下がったその後も日常的にお子さんに与えていると、
むし歯や酸蝕症(さんしょくしょう)という状態になってしまいます。
日常の水分補給は、お水やお茶にしましょう。
歯磨きも大切ですが、食習慣も大きな影響を与えますので要注意です!
当院はご予約の方が優先です。
来院される時には事前のご連絡をお願いします。
古賀歯科医院 092-952-8078
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