こんにちは!
福岡県筑紫郡那珂川町中原の古賀歯科医院Drの木吉です!
今回は前回お話しすることができなかった’習癖’が
どのように歯並びに影響するのかについてです。
’習癖’というのは無意識に繰り返し行う癖のことです。
さらに口の中に影響があるものを口腔習癖と呼びます。
口腔習癖がなぜ歯並びに影響してくるのか?
イメージがつきにくいかと思います。
外側から口唇や頬の力が、
内側からは舌の力がかかることで、
歯はバランスのとれた位置に並ぼうとします。
口腔習癖はこれら外側と内側の力のバランスに大きく影響を与えるため、
歯並びや噛み合わせに影響を及ぼすのです。
口腔習癖には以下の種類があり、それぞれ専門的な呼び方があります。 (◍ ´꒳` ◍)
→蓄膿症やアデノイド(扁桃肥大)など、
鼻呼吸を困難にさせる要因がある場合、
長時間口で呼吸することになります。
この状態が長く続くと安静時に口がぽかんと開いている為、
舌が低い位置になり上顎の歯列が狭くなってしまい
開咬と呼ばれる状態となります。
↑開咬
→1歳頃の指しゃぶりは生理的なものとされますが、
3歳を過ぎても続ける場合は要注意です。
長期間指をくわえることで、上下の歯がかみ合わない開咬になったり、
上の顎が前突してきたり、さらには歯列の幅が狭くなる狭窄歯列になったりします。
→いわゆる舌で下の前歯を舌で押したり、
舌をかんだりする舌をもてあそぶ癖のことをいいます。
前歯を舌で押すので上顎前突や開咬、
空隙歯列弓(すきっぱ)などの原因になります。
↑空隙歯列弓
→態癖とは頬杖や横向き寝・うつ伏せ寝・
食事の際に左右どちらかでしか噛まないなどがあります。
日常生活の中で無意識に行う
全身に関連した習慣的な生活癖のことを指します。
常に一方向を向いて食事をする(テレビを見る)なども、
顎の偏位に関わってくることがあるのです。
これらは歯列の変形や歯の移動・顔面非対称・
顎関節症・全身のゆがみに繋がることが知られています。
以上のうように代表例をご紹介しましたが、
これらの事をやっていたら必ず不正咬合になるということはありません。
しかしながら口腔習癖を無意識でやっていると
頻度・強さ・期間によっては
不正咬合になってしまうことがあるのです。
その他、歯に関するお悩みがありましたら何でもお気軽にご相談下さい。
当院はご予約の方が優先です。 来院される時には事前のご連絡をお願いします。
古賀歯科医院 092-952-8078
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