歯ならびについて その1♪

こんにちは\(^^)/

 

那珂川町中原にある古賀歯科医院、Drの木吉です。

 

 

木吉150pxl

 

今回は‘歯並び’についてお話させていただきますね!

 

最近は子供たちのむし歯は減ってきているといわれています。

 

そのこともあってか、歯並びに関心がある方も多くなったように思います。

 

歯並びの乱れは見た目のみならず、

 

しっかり奥歯で咬めないなどの機能的な問題や

 

むし歯や歯周病のリスク上昇など

 

様々な問題を引き起こします。

 

そこで今回は 歯並びの原因とは何か?

 

どうやって歯並びが乱れるのか?

 

についてお伝えします。

 

 

正常な歯並びへの成長を妨げる因子としては主に4つに分けられます。

 

Ⅰ.生え方の異常

 

 萌出異常 写真

 

前歯、奥歯に限らず永久歯に交換する段階で、

 

生える位置・角度・方向が悪く歯並びが乱れることがあります。

 

また、永久歯への交換には適切なタイミングがありますが、

 

そのタイミングがずれて早く出すぎたり

 

なかなか出てこなかったりすると乱れる原因になります。

 

これらは改善せずに次のステージに進むと

 

スペース不足などを引き起こしかねないので

 

早めの対応が必要となります。

 

Ⅱ.スペース不足

 

 

これは顎の発育が不十分なうちに歯の交換が始まってしまった場合や、

 

永久歯の歯が明らかに大きすぎる場合、

 

永久歯が生えそろう頃にはスペース不足が生まれてしまいます。

 

結果、犬歯(糸切り歯)が前のほうに出てきたり、

 

前歯がガタガタになってしまうのです。

 

Ⅲ.習癖・環境

 

 

指しゃぶりや口呼吸などの口腔習癖や、

 

頬杖・姿勢が悪いなどの態癖でかみ合わせが乱れることがあります。

 

実はこれらの習癖の異常は

 

重度の歯並びの乱れに移行していくことが多いので

 

異常を確認した時点で改善をする必要があります。

 

この話はすごく大切な部分で長くなってしまうので

 

また次回詳しくお話することにしますね。

 

Ⅳ.遺伝

 

骨格性異常

 

実は人間の歯の数や顎の骨格の大きさなども、

 

顔の他の部分と同様に、

 

親の影響を受けやすいと言われています。

 

 余談ですが、オーストリア王家であるハプスブルク家の話は

 

ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

ハプスブルグ家は、13世紀から20世紀はじめまでの

 

約650年間続いた王朝のことで、

 

ベルサイユのばらのマリーアントワネットや

 

彼女の母親のマリアテレジアという人物は有名ですね。

 

全盛期には、ヨーロッパの大部分と南米まで統治しており、

 

他の一族と結婚することで、勢力を奪われるのを恐れ近心婚を繰り返しました。

 

その結果一族の顔貌は下顎が前に出ている象徴的な顔立ちをしています。

 

遺伝的要因が歯並びに影響していると歴史的に証明している一例ですね。

 

 

Charles_V

 

これらの歯並びが乱れる因子を、早期に発見し改善することで

 

正しいかみ合わせ・歯並びに導くことが可能となります。

 

その為にも定期的なメンテナンスで、

 

正しい歯並びから外れていくきっかけがないか

 

見守っていくことが大切であると考えています!

 

※写真は月刊歯科衛生士2017年2月号より引用

 

その他、歯に関するお悩みがありましたら何でもお気軽にご相談下さい。

 

当院はご予約の方が優先です。 来院される時には事前のご連絡をお願いします。

 

 

古賀歯科医院  092-952-8078

 


 当院はご予約の方が優先です。 来院される時には事前のご連絡をお願いします。
 
古賀歯科医院  ☎092-952-8078