なぜ治療した歯がむし歯になるのか

こんにちは☺ 

那珂川市中原にある古賀歯科医院の歯科衛生士の尾中です。

 

 

 

今回のテーマは「なぜ治療した歯がむし歯になるのか」です。

治療をして被せ物などで処置した歯は、もうむし歯になることがないと

思っている人がほとんどです。

 

ですが、実際治療をした歯というのは、手を付けていない健康な歯に比べ再びむし歯になりやすいのです。
なぜ治療した歯が再びむし歯になりやすいのか、そしてまたむし歯にさせないためにはどうしたら良いのかをお話ししていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

一度治療した歯が再度むし歯になることを二次カリエスと呼びます。

 

 

 

虫歯の治療で歯を削って詰め物をしたり、被せ物を入れた歯は、むし歯になっていない歯に比べると、むし歯になる確率は高くなります。

 

 

なぜなら、詰め物や被せ物には必ず元の歯との境目があり、この部分にはどうしても大なり小なり段差や微細な溝ができるからです。
この部分に歯垢(プラーク)が溜まりやすくなります。

また、銀歯を付ける際のセメントが劣化することで、

そこからむし歯になっていきます。

 

 

 

<二次カリエスを予防する方法>

 

プラークを除去する

 むし歯を作る原因はプラーク(歯垢)です。

 歯と治療した部分の間には段差ができます。

   その隙間にはプラークが溜まりやすいので、治療した部分は特に入念に

   ブラッシングやフロスを通し、プラークを徹底的に除去しましょう。

 

 

 

 

 

プラークが付きにくい補綴物を選ぶ

 保険治療で用いられる白いプラスチックの詰め物(コンポジットレジン)や

 インレー(銀歯)などはプラークが付きやすいという特徴があります。

 一方、自由診療のセラミックを使用した場合は、適合性が優れているので

 プラークが付きにくいだけではなく、劣化しにくいといったメリットがあります。

 また適合精度が良く歯との境目がスムーズなためにプラークが停滞しにくいです。

 

 

 

 

 

 

歯科医院での定期検診を受診する

 特に二次カリエスは自分では見つけにくい場所に発生しやすい傾向にあります。

 定期的に歯科医院を受診しむし歯の早期発見・早期治療または、むし歯を作らない 

 ための管理を行うことが大切です。 フッ素塗布を行うことも効果的です!

 

 

 

 

 

最後になりますが、毎日のブラッシングと歯科医院の定期検診を受けること、最適な補綴物(詰め物や被せ物)の選択をすることで、二次カリエスを予防していきましょう。


 当院はご予約の方が優先です。 来院される時には事前のご連絡をお願いします。
 
古賀歯科医院  ☎092-952-8078