こんにちは!福岡県那珂川市にある古賀歯科医院の歯科衛生士 佐々木です
今月は顎関節症についてお話していきたいと思います。
顎関節症は聞いたことがある人は多いと思いますが
実際にどのようなものかご存知ですか?
顎関節症で病院を受診する人は、10代後半~30代という若い年代に多く、
男性よりも女性の患者さんが多いとされています。
顎関節症とは、顎の痛み・口を開けにくい・関節音がするといった症状を伴う、
顎の関節や顎の筋肉(咀嚼に関わる筋肉)の病気です。
先に紹介したような症状が一つでも該当し、他に原因となる病気がない場合に顎関節症と診断されます。
しかし、明確になっていないことが多く、世界で共通の定義がないというのも事実です。
顎関節症の原因は、主に次のようなものが挙げられます。
・歯ぎしり
・くいしばり
・悪い歯並び・噛み合わせ
・ストレス
・外傷 など
顎関節症には主に次のような症状があります。
◆ 関節雑音・・・口を開けたり閉めたりした時に音がする
◆ 開口障害・運動異常・・・口を開けにくい
◆ 顎の痛み・・・口を開けたり閉めたりした時に、顎の辺りや耳の前などに痛みを生じる
「関節雑音」「開口障害・運動異常」「顎の痛み」のうちの1つでも当てはまり、他に症状を引き起こす病気がない場合に診断されます。
また、咀嚼筋や関節周囲の組織の異常、関節円板のズレ・変形、関節部の骨の変形 などの原因によって分類して診断されるケースが多いですが、顎関節症の世界的に共通した診断基準はなく、現在も研究が進められています。
顎関節症と診断された方にはスプリント療法を行うことが多いです。
スプリント療法とはマウスピースの一種を使用した治療方法です。
スプリントを装着することにより、顎関節への負担を減らし症状の改善を図ります。
現在、顎に何かしらの痛みや違和感がある方は
顎関節症の疑いがありますので
歯科医院の受診をおすすめします!
当院はご予約の方が優先です。 来院される時には事前のご連絡をお願いします。