こんにちは!
那珂川市中原にある古賀歯科医院の歯科衛生士の森山です(^^)/
最近は、だんだんと蒸し暑い日が多くなってきて梅雨の時期がやってきましたね。
そんな中、先日は古賀歯科スタッフで熊本にある遊園地「グリーンランド」に
行ってきました♪
絶叫マシーンに乗れるスタッフもいれば、乗れないスタッフもいましたが
写真もたくさん撮って、みんなでワイワイ盛り上がりました!
古賀歯科医院はスタッフが多いですが、こうしてたまに皆で集まって遠出をしたり、
ご飯に行ったりして、スタッフ間でたくさんコミュニケーションをとっています♪
今回のテーマは、「スポーツドリンクによる歯への影響」についてです。
夏も近づいてきて部活動やジムなどで、スポーツドリンクを飲む機会も
増えてくると思います。
ですが、スポーツドリンクを常飲し続けることは、歯にとっては過酷な環境
となります!
■スポーツドリンク(pH3.5)とお茶(pH6.2)を歯に漬けて比較します。
歯は、pH5.5以下になると溶けて脱灰します。
そのためスポーツドリンクも同様の状況といえます。
お茶では全く変化はありませんが、スポーツドリンクでは酸によって溶かされ
脱灰が起きています。
同じことがお口の中でも起こっているのです。
○スポーツドリンクは、風邪をひいたときや脱水時などに有効だと思われている方も
多くいらっしゃるかもしれませんが、常飲し続けるとむし歯が多発することも
あります。
特に、小さなお子さんは一度甘い味を覚えると、お茶や水を飲まなくなり、
保護者が中止しない限り甘くておいしいスポーツドリンクなどを飲み続けて
しまいますので注意が必要です。
運動した後などの脱水時にスポーツドリンクを飲む方もいらっしゃると思いますが、
スポーツドリンクでは、脱水対策に肝心な成分が少ないのです。
脱水時には、細胞内に水分を取り込むためにナトリウムが必要になります。
また、糖分濃度が高すぎても低すぎても吸収速度が低下してしまうので、
糖分濃度の高いスポーツドリンクは吸収率が低いのです。
濃度を薄めるというのも有効で水分補給や軽い発汗に対するものであれば問題ありません。
しかし必要なナトリウムの量も減ってしまうため、脱水時の水分補給としては不十分なのです。
そこで、適度なナトリウムや糖分が補給できるものとして役立つのが、
『経口補水液(ORS)』です。
これは「飲む点滴」とも言われていて摂取すると速やかに体内に吸収されるので
おすすめです。
今回はスポーツドリンクに絞ってお話しましたが、歯を溶かしやすい飲み物は
他にもたくさんあります。
甘くて味がしっかりあるものを好んで飲んでしまいがちですが、それを常飲すると
お口の中が酸に晒され続けてしまうので、歯が溶けやすくなります。
制限して飲むようにしましょう!
当院はご予約の方が優先です。 来院される時には事前のご連絡をお願いします。