こんにちは！筑紫郡那珂川町中原にある古賀歯科医院のDH江越です。

今月のKDCニュースは歯周病についてお話しします。

 

【日本人の７割以上が歯周病！！】

歯周病は若いうちは関係ない、高齢になってから段々症状が出てくるものだ、と思っている方が多くいらっしゃいます。
しかし、それは大きな間違いです‼
たしかに高齢になればなるほど、その割合は増えていきますが、
２０代や３０代の方でも急速に歯周病が進行して、若くして歯がなくなってしまうケースも少なくありません‼
歯周病に対する知識をしっかり持って、毎日のケアを徹底しましょう☆

 

【歯周病の進行段階・・・】

健康な状態…　歯ぐきが引きしまった健康な歯周組織

歯肉炎…　赤く腫れて出血する

初期歯周炎…　歯ぐきの炎症が深いところまで達してきて歯ぐきがぷよぷよしてくる

中程度歯周炎…　歯ぐきの腫れが進み骨が溶け始める

重度歯周炎…　歯ぐきも骨もやせ歯を支える力がなくなってきてぐらついてくる

 

 

【原因は？！】

私たちの口の中には７００種類とも言われる様々な細菌が棲みついています。
むし歯の原因菌や歯周病の原因菌が歯の周りにプラークと呼ばれる物質を作り出します。
プラーク（歯垢）は白くてネバネバとしたものです。
歯の表面を爪でカリカリとしてみると白っぽいものがついてくるのがプラークです。

プラークは約２日でバイオフィルムという膜で覆われていきます。

そして２週間ほどすると、石灰化して歯石という硬い物質に変わってきます。

歯石があることで歯肉の炎症が落ち着かずに歯を支える骨が溶かされていくのです。
バイオフィルムや歯石は歯ブラシで落ちませんので、歯科医院での歯石取りをしましょう！

 

 

【予防のためにできること】

①変化に気づく・・・最近よく出血する、歯ぐきがむずがゆい、そんな小さな症状でも放って置くのは危険です。

②セルフケア・・・毎日のブラッシング、磨いているつもりでも磨き残しは自分で気づきません。歯科医院で正しいブラッシングの指導を受け、ご自宅で実践しましょう。

③プロフェッショナルケア・・・歯科医院で歯石を取ったり歯周病治療を行ったりします。歯周病治療は期間もかかります、腰を据えて通う覚悟でのぞみましょう。