KDCニュース7月号

こんにちは!那珂川中原にある古賀歯科医院のDH佐々木です!

 

今月のKDCニュースはTCH (歯列接触癖)についてお話します。

TCHとは、”Tooth Contacting Habit”(歯列接触癖)の略で、

上下の歯を “持続的に” 接触させる癖のことです。

上下の歯の接触と聞くと一般的には「咬みしめ」や「くいしばり」を思い浮かべる方が多いと思いますが、

実際にはグッと強い力でかみ締めや食いしばりを行わなくても、

上下の歯が接触する程度でも筋の緊張・疲労が生じるということで、TCHという名称が考えられました。

 

 

【TCHの問題点

上下の歯は何もしていない時は接触しておらず、離れており、

会話や食事をする際に接触する時間を含めても、接触しているのは

1日20分程度 が正常だと言われています。 上下の歯の接触時間が長くなると、筋肉の緊張や疲労、顎関節への負担が増え、

起床時症状(顎の疲労感,歯の違和感,口が開きにくいなど)や顎関節症、

様々な不定愁訴に関わっている可能性が考えられています。

 

 

【TCHの改善法

TCHはテレビを見ている時や長時間パソコンをしている時などに起こりやすいので、

テレビやパソコンの隅に何らかのシールや写真などを貼っておき、

それを 見たら上下の歯が接触していないかどうかを確認し、

もし接触していたら離すということを繰り返すという方法があります。

ただし、TCHを意識しすぎるとそれがかえって疲労感を作ってしまうこともありますので、

四六時中TCHを意識して生活するのではなく、

リマインダーを見たりTCHにふと気づいた時に歯を離すようにすることが推奨されています。

ただ、顎の疲労感や肩こりなどの不定愁訴に

TCHが影響している可能性がある場合もありますので、

そういった症状に悩まされている時は歯を削ったりマウスピースを装着したりする前に、

TCHの改善に取り組む価値はあるかと思います。

 

tch05

 

当院は予約の方優先です。来院される時には事
前のご連絡をお願いします。

古賀歯科医院  092-952-8078


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