伝えることの大切さ

先日、ある患者さんが古賀歯科医院に来院されました。

むし歯による痛みがあったため応急処置をして、後日歯周病検査を行いました。

検査結果と口腔内写真、お口全体のレントゲン写真を使って歯周病であることを説明しました。

その説明後、実は何年も前から時々奥歯に違和感を覚えていたとおっしゃいました。

聞けばかかりつけの歯科医院に何年もずっと通っていたとのこと。

おそらくその時から歯周病が進行していたのではないかと思います。

前医も気づいていたと思います。

説明もしていたと思います。

しかし、ご本人に伝わっていなかったのではないでしょうか。


健康な人のパノラマレントゲン写真


健康な人の口腔内写真


患者さんにお渡ししている歯周病検査表

古賀歯科医院では以前から上記のようなことを行って患者さんに伝えることに力を入れています。今回のことでやはり方向性は間違っていなかったと感じました。

歯周病は見た目だけではなかなかわかりません。
自覚症状が出たときにはかなり進行していることが多い病気で

「サイレントディジーズ」(沈黙の病気)

と呼ばれます。

この病気は早期発見・早期治療がもっとも効果的です。

そのため症状がなくても定期的にきちんとした歯周病検査やレントゲン診査を行い、歯石をとっていくことがとても重要になります。

以前通った歯科医院では検査なんてせずに1回で全部の歯石とりをやってくれたよとおっしゃる方がまれにいらっしゃいますが、当院ではそのようなことは行っていません。

一見時間短縮になり忙しい患者さんにはとてもいいように思えますが、患者さんの将来を思うといいこととは考えていません。

歯周病が気になる方、6か月以上歯科医院を受診していない方は検診を受けることをおすすめします。


 当院はご予約の方が優先です。 来院される時には事前のご連絡をお願いします。
 
古賀歯科医院  ☎092-952-8078
 

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