こんにちは!福岡県那珂川市にある古賀歯科医院の歯科衛生士 佐々木です。
今年も早いものであっという間に12月になりましたね。
インフルエンザなどの感染症が流行しているので体調管理には気を付けてくださいね!
今月は歯の神経を取ったあとのお話をします。
みなさんは歯の神経を取った経験はございますか?
神経を取る原因は様々な理由がありますが
神経を取ると歯ではどのような事が起きるのでしょう?
①痛覚を感じなくなる
歯の神経を取ってしまうと痛覚を感じなくなります。
むし歯になっても痛みやしみることを感じないため
発見が遅れると歯を失うリスクが高くなってしまいます。
②歯が変色する
神経を取るとだんだん黒く変色していきます。
色が気になる際はウォーキングブリーチという神経を取った場合に行うホワイトニングがございます。
当院でも行っていますが症例によっては適応していない場合もございますので
歯の色が気になる方はスタッフまでお声掛けください。
③歯が割れやすくなる
歯髄には血管が含まれており歯に栄養や水分を供給しています。
歯の神経を取ってしまうと栄養を得られないため、枯れた木のように歯も脆くなります。
そうなると神経がある歯に比べて脆く割れるリスクが高まります。
割れ方にもよりますが歯を残せず抜歯になるケースもあります。
④歯の寿命が短くなる
最大のデメリットとしては神経が残っている歯に比べて寿命が約10年短くなると言われています。
先ほどもお話した通り神経を取った歯は神経のある歯と比べると脆くなります。
また神経を取ると知覚を感じなくなり、その歯がむし歯になっても痛みを感じないので気付いた時には中でむし歯が大きく広がっている場合もあります。
神経を歯は歯根が割れやすくなり、割れても痛みが出ないので気づきません。
症状が出た際には重度まで進行している場合も多く、残せない場合は
歯を抜かないといけない状態になっていることもあります。
ここまで神経を取った際のお話をしましたが
出来れば神経を取った歯を少しでも長持ちさせたいと私たちは考えています。
つめものやかぶせものなども適合が良いものを入れることで長持ち出来ます!
また、むし歯や歯周病はある程度進行しないと症状が出てこないため
気付いた時には歯の神経を取る処置や歯を残せず抜くケースも多くみられます。
そうなる前に早期発見・早期治療が出来るように
定期的なメンテナンスの受診をおすすめしています。
当院はご予約の方が優先です。 来院される時には事前のご連絡をお願いします。