こんにちは
福岡県那珂川市にある古賀歯科医院のトリートメントコーディネーター・MRCエデュケーター、田辺です。
梅雨が長引いており、ジメジメとした季節になりました。
気温、気圧の変化で体調を崩しやすくなりますが食事・睡眠をしっかりとって
元気に乗り切りましょう!
さて、数ヶ月前までは新型コロナウイルス感染対策として
マスクの着用が必須でしたが、最近では規制も緩和され、
個人の判断でマスクを着用できるようになってきましたね。
院内や院外を見ても、マスクをしていない方が増えたように思います。
マスクが外れることによって口元が気になり始めた方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、歯並びについてのお話をします。
” 歯並び = 歯科矯正 ”
そして多くの方はワイヤー矯正をイメージするのではないでしょうか。
最近では目立ちにくく、痛みも少ないマウスピース矯正も人気になってきましたね。
当院でもワイヤー矯正とマウスピース矯正(インビザライン矯正)を行っています。
ワイヤーを調整したり、マウスピースを交換することで少しずつ歯を動かしますが
大人の方の場合、正しい歯列へと動かすスペースを確保するために
抜歯が必要であったり、矯正を終えて綺麗な歯列に並んでも
歯が後戻りする可能性があります。
では後戻りをせず、なるべく歯を抜かずに正しい歯並びにするには、
または歯列不正を起こさず、綺麗な歯並びにするにはどうしたら良いでしょうか??
それにはタイトルにもある【 正しい舌の位置 】が大きく関係しています。
今、舌がどの位置にあるか確認してみて下さい。
...口が開いて、下に下がっていませんか?
...上下の歯に触れていませんか?
...舌で頬を触っていませんか?
舌の力は約500g、頬や唇の力は約300g、
歯を動かすのに必要な力は約1.7gと言われており、
上記のような癖があると簡単に歯は動いてしまいます。
通常、口を閉じている時に舌は上顎全体に当たっている状態。
舌先はスポットと呼ばれる位置に置いておくことを意識していきましょう。
※図の○の位置がスポットです。
特に小学生未満のお子様や小学校低学年のお子様は成長途中なので
この頃から正しい位置に舌を当てることを意識することで、
成長と共に上顎の成長も促し、自然と歯を並べるスペースを確保できます。
舌が上顎にあることで口がぽかんと開くことを防ぎ、
口呼吸から鼻呼吸への改善も期待できます。
口呼吸をしていると空気中の異物やウイルスを直接肺に取り込んでしまうので
さまざまな症状がでます。
一方、鼻呼吸をすると空気中の異物やウイルスを取り除き、
冷たく乾燥した空気を加温・加湿してくれるフィルターの役割を
鼻がしてくれるため、
体にとって害のない綺麗な空気が肺へ届きます。
このように呼吸は全身の健康にも影響を及ぼしているのです。
舌の位置以外にも歯並びが悪くなる原因はいくつもあります。
まずは日常を振り返り、意識して治していきましょう。
正しい舌の位置を維持するには、口元と舌の筋肉を鍛える必要もあります。
自宅でもできる【 あいうべ体操 】で口周りの筋肉を鍛えていきましょう!
歯並びに関することはもちろん、
歯に関するお悩みがありましたら、まずはカウンセリングにてご相談ください。
当院はご予約の方が優先です。 来院される時には事前のご連絡をお願いします。